【西郷どん】江藤新平と佐賀の乱の描写について唖然とした話
放送が完全に終了してからいろいろ記述する予定でしたが、江藤新平の描写にあっけらかんとしましたので、第44回「士族たちの動乱」についてとりあえず書きます。
まずは視聴者のメルクマール、ツイッターの反応から。
江藤新平ナレ死!?
— もこ (@t_mokomasa) 2018年11月25日
ええ?もうちょっと詳しくやって欲しかった!!
辛いよ!!
迫田さんの演技素晴らしかった!
#西郷どん
— 内府図書(だいふ ずしょ) (@toushou_daifu) 2018年11月25日
— にゅーも (@nona124191) 2018年11月25日
西郷どん、尺の都合だろうが残念ながら佐賀の乱の描写もほぼ無く江藤もナレ死か
— ㅤ (@qmnOAlIr4th6g81) 2018年11月26日
#西郷どん カイシャの仮眠室で視聴中。江藤新平、まさかのナレ死。
— 平沼センジ☭REDs (@senji11) 2018年11月25日
当方も概ね同意見です。
本年の大河ドラマ、若手俳優が非常によい演技で素晴らしいです。
特に後半、テレビをほとんど見ない当方の無知も相まって、所謂無名の役者さんが多い印象だったのですが、本当に迫力の演技をみせていただいております。
主役の鈴木亮平さんや瑛太さんもよく、キャスティングについては申し分ありません。
だからこそ思うのです。
「勿体ない!」と。
島津斉彬公が、4月の段階まで存命されており、非常に懸念しておりました。
はっきり言って「間に合わない」と思っておりました。
島流しの描写をすっ飛ばして、一気に討幕をやるのかな、と思っていたところ…
奄美大島の描写をしっかりと描きました。
「本当に最大の見せ場、明治六年の政変と佐賀の乱、そして西南戦争を描けるのかな。」
と感じたまま、夏を終えたことを思い出します。
そして、いよいよ西郷と大久保が日本の頂点に立ち、政治抗争を繰り広げる明治維新以後のストーリーが始まりました。
季節は10月後半、晩秋でした。
これじゃ最終回4時間くらいやらないと描き切れないな、と思っていたのですが、まさかの裏技を行ってきました。
「え!佐賀の乱!まさかのナレーション終了!」
はっきり言います。
「時間配分、間違っていませんか?!」
西郷が歴史の表舞台に立つのは、討幕を成し遂げた後「明治維新」後であることは言うまでもありません。
維新後は、壮絶な政治闘争となり、様々な思惑が絡み合い、スリリングな攻防が行われるはずだったのですが…。
はっきり言って、時間がありません。
描く時間がなさすぎるのです。
そして、時間がないにも関らず、意味のないシーンを結構入れております。
当方未だに分かりません。
なぜこのような構成にしたのか。
「西郷隆盛を主役にするのであれば、時間配分を間違えているのではないか。」
1回1回のドラマのデキはよいだけに、大河ドラマという贅沢に時間を使える利点を全く活かしていないことに唖然としております。
毎週毎週面白いが、不完全燃焼になる不思議な大河ドラマです。
さて、ここまでくると大一番西南戦争の描写に期待するしかありません。
一応3回分はあるようですので、じっくりと深く描いていただけるよう、期待してみたいと思います。