NHKマイルカップの見解を書いてみる
先週の天皇賞は、少しだけまともなことが書けた気がいたしますので、今週のG1レースも見解を書いてみます。
今週からG1シリーズが始まりますが、JRA馬場造園課の皆様、例年通りの高速仕様に仕上げてきたようです。
いろいろ批判の多い「高速馬場」ですが、今年も傾向は例年通りと考えてよさそうです。
当方がNHKマイルカップを予想する際、気をつけるポイントは以下の通りです。
1,600メートル以上の実績及びパフォーマンスを重視する。
この時期の3歳マイル戦は、基本超ハイペース若しくはハイペースとなります。
高速馬場である点は勿論ですが、1,200~1,400実績のある馬、及びダート単距離路線を経由する馬が多く、必然的に流れは速くなります。
2歳戦、3歳前半戦は1,200~1,400のレースが多く組まれており、この傾向は必然です。
従って、高速馬場+ハイペースという展開になり、スタミナが非常に要求されます。
1,600以上の経験及び実績を重視するのは、上記の理由からです。
長く持続力を使える血統及びスピード負けしない血統を重視する。
上記実績を考慮し、未知の部分を「血統」で判断します。
持続力があり、スピードもしっかりと兼ね備えている馬を上位にとります。
それでは、上記要件を踏まえ、今回の出走馬を見ていきましょう。
まずはパクスアメリカーナです。
このレースと相性のよいヴァイスリージェント系を父系に持ち、母系にサンデーサイレンスのスピードを兼ね備えています。
スピードの裏付けは10月の京都で証明済、こぶし賞の内容でスタミナも証明済です。
東京コースに変わって、パフォーマンスの増大も期待できます。
あえてマイナス点を挙げれば、使い詰めと極限のスピード勝負の対応できるか否かですが、個人的にはさほど気になりません。
当日の状態は輸送もあるので、しっかりとチェックすることをオススメいたします。
アーリントンカップ3着のレッドヴェイロンも魅力です。
1,800メートル以上の実績があり、血統的にスピードとパワーを兼ね備えたタイプです。
同様のことがギベオンにも当てはまります。
タワーオブロンドンは、府中マイルG1では距離が長い印象です。
ハイペースで流れた際、持続力を発揮できるスタミナを温存できるか疑問です。
日本の競馬では、ベストは1,400メートルと考えますが果たして。
ニュージーランドトロフィー組はカツジとケイアイノーテックを順当に評価します。
どちらもディープインパクト産駒で、この時期の府中は絶好の馬場のはずです。
大穴は現在13番人気のダノンスマッシュです。
ロードカナロア産駒、一変が期待できます。
人気どころで最も危ないのはテトラドラクマかと。
単純に弱く、スピード勝負には対応できないと考えますが果たして。