安田記念の見解を書いてみる
ダービーも無事終了いたしました。
さて、安田記念です。
夏の府中超高速馬場で施行される超スピードレースです。
馬券的にも非サンデーサイレンス系が好走でき、旨味も十分です。
このレースのポイントは以下の通りです。
1,200メートルのスプリント戦として予想しよう!
サンデーサイレンスの直仔がいた頃、本当に美味しいレースだったことを思い出します。
サンデーサイレンス産駒が悉く壊滅し、ナスルーラ系やノーザンダンサー系が上位を独占したことも珍しくありません。
ここ数年、春から夏にかけての府中芝高速化が著しく、ダートのような競馬になることもしばしば。
先週のダービーは、まさにダートのような競馬になり、近年の超高速化した芝レースを象徴するようなレースでした。
6月に入り、本日土曜日のレースを観戦しましたが、傾向は変わらず、2,000メートル以下のレースは、スピードの持続性が大きく要求されております。
上記を踏まえ、今年の安田記念の有力馬を俯瞰してみましょう。
まずはリアルスティール。
2年前の安田記念大惨敗が指摘されておりますが、良馬場とはいえ、朝に土砂降りとなった特殊馬場で施行されたことを忘れてはいけません。
ペースもスローになり、思いのほか消耗戦となった特殊安田記念でした。
昨年の勝馬サトノアラジンと非常に似ている血統構成、母系のストームキャット×ミスタープロスペクターは高速馬場の申し子。
今回は「追える」岩田ジョッキーに乗り替わる点も大きな魅力です。
前が詰まり、非常に不利な競馬をしながらも3着確保。
当レースの適正は証明済で、スムーズに捌ければ昨年より上の着順も狙えるはず。
スワーヴリチャードは、父系がスピード不足の可能性がある点がやや不安。
母系はバリバリのアメリカン血統ですので、個人的には対応可と考えています。
しかし、父系がやはり不安ですので、本命は危険かと。
ジョッキーで怖いのはアエロリットです。
戸崎ジョッキー、超高速化した現在の府中の乗り方を掴んだ感じです。
ダービーでは間違いなく一番上手く乗りました。
持続力を活かしきれば、面白い存在かと。
当レースは、サンデーサイレンスの血を持っていない馬を狙うのも一考です。
キャンベルジュニア、ブラックムーンあたりは単勝や複勝購入のみでも面白い存在かと。
モズアスコットは、ルメールジョッキーの人気薄、といった理由でも狙えますね。
個人的には、スピードの絶対値及び持続性を重視して馬券を購入する予定ですが、安田記念は様々なファクターから予想ができ、本命党、穴党問わず楽しむことができるG1レースです。
本日は大いに楽しみましょう。
日本ダービーの見解を書いてみる
本日は、年に一度のダービーデーということで、ダービーの予想を書いてみたいと思います。
本年は良馬場で行われるようで、まずは一安心ですね。
ヴィクトリアマイルのような悲劇になることはなさそうです(笑)
ダービー予想の最大のポイントは、個人的には以下の通りです。
2,400メートルを走ることは事実であるが、スタミナは府中マイルを走ることができれば十分、スタミナよりもスピードを重視せよ!
今週からBコースからCコースに変更されます。
土曜日の競馬を見る限り、例年通りの高速馬場+前残り馬場になった印象です。
ダービー好走馬は、後々安田記念でも好走するように、「スタミナ」よりも「スピード」重視のスタンスが妥当です。
イメージ的には、府中マイルG1として予想するのが肝です。
そして、もう一つこのレースは重要な格言があります。
内枠を引くことができた、最も幸運な馬を買え!
「最も運のある馬が勝つ」
昭和の時代よりダービー馬になるための格言があります。
上記格言は、平成の時代になり「内枠」を引き当てるという「幸運」を掴んだ馬が勝つという意味合いになったような気がします。
このレース、BコースからCコースの変化に加え、春の府中の超高速化が拍車をかけ、近年は圧倒的に内枠有利となっております。
つまり内枠を引き、高速馬場に対応できるスピードを持ち、コーナー4つを上手く立ち回れる馬を購入すれば的中することができます。
さて、それでは本年の出走馬の具体的な考察を行います。
まずはダノンプレミアムです。
ここまで上記要件にすんなり当てはまる馬も珍しいと感じています。
センスあるスタートダッシュ、マイルを先行できるスピード、抜群の反応力等、個人的には死角はそれほど見当たりません。
1番人気ですが、先週のアーモンドアイほどの人気ではなく、軸にしても大丈夫かなと思います。
皐月賞出走馬が、ダービーで3着内を全て外すことは競馬常識的に考えづらいところです。
ダノンプレミアムを軸にした場合、相手は絞りたいとこですが、今年はここが難しいと思います。
というのも、皐月賞好走馬が揃って外枠に入りました。
9番のオウケンムーンは脚が遅すぎるので、議論する意味もなく論外、タイムフライヤーとキタノコマンドールは、現在の高速馬場に対応できるか疑問ですが、枠順はよいので「幸運皐月賞組」ということで相手に選択するのもありかと。
皐月賞組で最も上位に拾いたかったのはステルヴィオだったのですが、さすがに外枠すぎる印象です。
なぜか人気がないので、そこそこ旨味はありますが…。
ヴィクトリアマイルの見解を書いてみる
徐々に雨予報が早まり、3時現在、14時~雨が降り出す予報になっております。
上記はウェザーニュースの予報なのですが、なかなか不穏な空気が漂っております。
そんな中、降っても影響なしの良馬場前提で見解を書いてみたいと思います。
今週から東京競馬場はBコースに変更いたしました。
例年、Bコース変わりに芝刈りを行い、相乗効果で馬場が一気に高速化いたします。
今年も例外とはならず、馬場の高速化が凄まじいレベルになっております。
このレースのポイントは以下の通りです。
ダート1,400メートル戦でも対応可能なスピードと持続力を持った馬を評価すること!
先週のNHKマイルカップは「1,800メートル以上の実績!」を重視せよ、と記載いたしました。
一週後のヴィクトリアマイルは、逆に1,200~1,400実績を考慮に入れることをオススメいたします。
思い切り振れ幅を広くして、ダートも走れるようなタイプに重い印を打つことをオススメいたします。
それでは、今年の出走馬を具体的に考察してみましょう。
まずはアエロリットです。
一番人気は想定外でしたが、昨日の高速化した馬場を見て、ファンの皆様もこの馬に心が動いているようです。
戸崎騎手に乗り替わるのは、素直に強烈な鞍上強化と判断して大丈夫でしょう。
戸崎騎手は、先行馬の扱いに関しては、日本トップクラスのジョッキーです。
但し、当方が一つ懸念しているのは、極限のスピード勝負になったときに対応できるかは未知です。
その点、戸崎騎手の絶妙な手綱捌きに期待したいところです。
次はカワキタエンカです。
現在、13番人気ようで、ただただ驚いています。
調教過程と乗り替わりで嫌われているのでしょうか。
道悪実績が多いですが、血統的には高速勝負は望むところです。
内枠からジュールポレールを推奨いたします。
昨年、本命予定だったのですが、道悪馬場になり評価を4番手に落とし、急遽アドマイヤリードに本命を変更した経緯があります。
昨年は、上記変更が功を奏したわけですが、高速馬場で改めて狙ってみたいと思います。
母系はノーザンダンサー×ミスタープロスペクター、高速勝負に対応できると考えます。
外枠のリスグラシュー、絶好枠も血統的に高速勝負が未知数なミスパンテールが非常に危ない人気馬であることは、自明かと。
この二頭にとって、降雨は「恵」となるはずです。
天気は、人知では変えることができないので、当日の天候を最もチェックすべき一戦となりそうです。